ベトナムが西沙・南沙の領有権の法的根拠公表

ベトナムが西沙・南沙の領有権の法的根拠公表

 ベトナム政府は5月23日、中国と領有権を争う南シナ海の西沙(パラセル)諸島、南沙(スプラトリー)諸島が自国領である「法的・歴史的根拠」を公表した。今回の中国によるベトナム沖での石油掘削を機に激化した対立で、ベトナムが領有権主張の根拠を示すのは初めて。改めて中国の石油掘削の違法性を訴え、自国の主張の正しさを示し、国際社会の支持を得るためだ。同国政府は現在、国際司法機関への中国の提訴を検討している。ロイター通信などが報じた。