タイのNCPO 批判回避へ文民から暫定首相擁立
軍事クーデターでタイの全権を掌握した「国家平和秩序評議会(NCPO)」は5月25日、国政運営を担う文民の暫定首相を擁立する方針を固めた。プラユット議長(陸軍司令官)が任命し、プミポン国王の承認を得る。総選挙・民政復帰への環境整備を進める姿勢を示し、国内および海外の批判や非難をかわす狙いがある。日本経済新聞が報じた。
プリディヤトーン元副首相(66)、プラサーン中央銀行総裁(61)らが候補に挙がっているという。暫定政権と併せ、新憲法を起草する「国民会議」と国内改革を担当する「改革会議」を創設する方向。