不二製油がシンガポールに海外初の開発拠点
油脂加工大手の不二製油は2015年初めに、海外で初めての研究開発拠点をシンガポールに設立する。日本からの研究者に加え、現地採用を含めて15~20人程度の研究者を置く。アジアの顧客企業の要望を満たす製品を素早く開発するのが狙い。アジア市場で事業拡大するには、現地での商品開発が必要と判断した。日本経済新聞が報じた。
同社はチョコレートに使われる油脂で世界シェアが約3割の大手。現在は大阪府と茨城県に開発拠点を持つ。シンガポールに開発拠点を設ける際の投資額は数億円。油脂や製菓・製パン素材の研究設備を導入する。