タイの航空便予約がクーデター後に激減 観光業界打撃
太平洋アジア観光協会(PATA)によると、5月22日にタイで軍事クーデターが起きて以後、同国への航空便予約が激減し、同国経済の10%を占める観光業界が打撃を受けている。PATAのデータによると、クーデター前の19日には1日約2万8000件の到着便予約があったのに対し、クーデター後の23日には5000件のキャンセルがあった。ロイター通信が報じた。
タイの観光当局は軍の介入以前から政情不安で観光客が懸念を抱いているとして、今年の観光客数予想を、過去5年で最低の2630万人に下方修正していた。