栗田工業が中国から水処理プラント2件受注
栗田工業は中国の大手液晶パネルメーカー2社から相次ぎ大規模な水処理プラントを受注した。2件の受注総額は約100億円で、1件は約60億円と同社の海外案件として過去最大。「8・5世代」と呼ぶ大型のガラス基板を扱う液晶パネル工場に納品する。納入先は南京中電熊猫平板顕示科技の南京工場と、重慶京東方光電科技の重慶市の工場。稼働時期は2015年1月と4月を予定している。大型工事を手掛ける資格を持つ現地の施工会社と共同受注した。
製品を洗浄するための超純水製造装置、排水を回収して浄化し再利用できるようにする装置、排水を処理する装置を一括で納入する。超純水製造装置の製造能力はそれぞれ1日あたり数万㌧。
成長市場の開拓を進め、水処理薬品を含めた2015年3月期のアジア地域の売上高を前期比18%増の320億円に引き上げる。日本経済新聞が報じた。