香港の5月のPMI49.1で過去11カ月で最低に
金融大手HSBCホールディングスが6月5日発表した5月の香港購買担当者指数(PMI、季節調整済み)は49.1となり、前月から0.6ポイント低下した。景気判断が分かれ目となる50を3カ月連続下回り、2013年6月以来の最低値となった。NNAが報じた。
PMIは景気指標の一つで、HSBCが香港で企業300社以上を対象に行ったアンケート調査の結果を基に算出。50超は景気拡大、50未満は景気縮小を意味する。
項目別にみると、新規受注量は減少に転じ、中国本土からの新規受注量は2013年8月以来の落ち込みをみせた。生産量は3カ月連続で縮小し、縮小幅は12年9月以来、最大となった。また、就業者数の減少幅は今年で最大となった。