ブランド浸透へ「無印良品」仏、中国に大型店
良品計画は生活雑貨店「無印良品」の海外展開を加速する。9月末にフランスのパリに欧州最大の店舗を出し、中国では年末にも海外最大の店舗を成都に出店する。現地の消費者ニーズに合わせた商品を揃え、「無印良品」ブランドの浸透を図る。パリ、成都ともに1億円前後の投資を見込む。
成都の店舗は売り場面積3100平方㍍。国内最大の有楽町店(東京都千代田区)の3300平方㍍に匹敵し、中国で現在最大の杭州店の2倍以上になる。パリの店舗は中心地ある大型ショッピングセンター内に出店する。売り場面積は700平方㍍で、欧州の旗艦店と位置付ける。
円安で海外事業の採算が改善しており、2017年2月期に海外売上高を減z歳の2倍超の1000億円に引き上げる。年間60店のペースで海外店舗を増やし、17年2月期に中国は現在の2倍の200店、欧州も2割増の74店にする計画。18年2月期には海外の店舗数が500を超え、国内を上回る見通しだ。日本経済新聞が報じた。