中銀が第2四半期の経常赤字のGDP3%超を警告
インドネシア中央銀行のミルザ副総裁は、第2四半期の経常収支の赤字が、国内総生産(GDP)の3%を超えると予測。第1四半期の2%を上回り、中銀が安全圏と見積もったGDPの0.2~2.5%から外れることになり、再びルピア安を招く要因になると警告を発している。英字紙ジャカルタポストが報じた。
インドネシア政府は4月の、予期していなかった19億㌦の貿易赤字を公表しているが、これはほとんどのアナリストの推定を上回るものだった。そのためエコノミストたちに大幅な予測の見直しを促し、数値は当初の推定GDP2.8%から3.7%と大幅に引き上げられた。
これに呼応してミルザ副総裁も「4月の高い貿易赤字を考慮すると、第2四半期と第3四半期の経常赤字改善の姿勢を堅持していくことが、これからの課題になる」と語っている。