調査期間で2陣営にばらつき 大統領選世論調査
調査機関および政治コンサルティング会社のインドネシア大統領選の世論調査の結果が、6月12日までに発表された。これによると、調査機関ごとにジョコ・ウィドド、プラボウォ両陣営の有利・不利が逆転するほどの、大きなばらつきが出た。地元メディアなどが報じた。
シルスネットワーク調査(5月25~31日)ではジョコ氏53.6%、プラボウォ氏41.1%、無回答5.3%。両陣営の12.5ポイントの差について、プラボウォ陣営のマーフッド選対本部長は「シルスはジョコ氏が持っている。調査結果は信じられない」と批判している。プラボウォ陣営の国民信託党の政治家が設立したデータ統合センターの調査(5月26~6月1日)ではジョコ氏32.2%、プラボウォ氏26.5%だ。同センターでは「ジョコ氏に流れていた風は弱まり、差は5.7%と縮まっている」としている。
このほか、プラボウォ氏の猛追を伝える調査も出ている。インドネシア調査フォルクスの調査(5月20~30日)ではプラボウォ氏がジョコ氏を0.5%上回っているほか、国家調査研究所の調査(6月1~8日)ではプラボウォ氏が7.5ポイントリードしている。