ゼロ・サムが名古屋電機と共同でインドでITS事業

ゼロ・サムが名古屋電機と共同でインドでITS事業

 ソフトウエア開発のゼロ・サム(京都市下京区)は名証2部上場の名古屋電機工業とインドで共同出資会社を設立し、高度道路交通システム(ITS)事業に乗り出す。国際協力機構(JICA)の支援を受け、インド西部グジャラート州の最大都市アーメダバードで10月に実証実験を始める。今後5年間で20億~30億円を投じ、携帯電話を活用した独自のITS普及を目指す。

 実証実験は2015年3月まで。渋滞が深刻なインドは広い地域でITSの需要が見込めると判断。高速道路に設置する情報表示板のノウハウを持つ名古屋電機と組んだ。名古屋電機は初の海外進出となる。

 ゼロ・サムのITSはタクシーなどに搭載した全地球測位システム(GPS)や、道路に設置したセンサーから最新の渋滞状況を把握し、道路の看板やドライバーの携帯電話などに表示する。日本経済新聞が報じた。