インドに最先端の環境技術提供 見返りに排出枠
政府はインドとの間で、最先端の環境技術を提供する見返りに温暖化ガスの排出枠をもらう「2国間クレジット制度」を締結する方針だ。すでに事務レベルで非公式協議を開始しており、7月上旬に想定される安倍晋三首相とモディ首相との日印首脳会談で交渉加速し合意する。日本経済新聞が報じた。
締結されれば現地工場への省エネ技術提供など、日本企業による環境ビジネスの機会が広がる可能性がある。経済成長を続けるインドに日本企業の優れた環境技術を普及させることで、インドの温暖化ガス削減を後押しするとともに、日本経済の活性化につなげる。2国間クレジット制度は現在、ベトナム、インドネシア、エチオピア、ケニアなど計11カ国と制度導入で合意済みだ。