良好な労使関係を討論 西ジャワ州で金属労協セミナー
日系企業とインドネシアの労組幹部が、労使関係の改善を目指した全日本金属産業労働組合協議会(JCM)主催の「第5回インドネシア労使ワークショップ」が6月17日、西ジャワ州ブカシ県のMM2100工業団地内で開かれた。日系企業の経営者や人事・労務担当のインドネシア人社員など約120人が参加。基調講演や質疑応答を通じて良好な労働環境の構築について議論を深めた。
会場には労働移住省労使関係局長も駆けつけ、ワークショップの開催に祝辞を述べた。また、インドネシア金属労連(FSPMI)など産業別労働組合の幹部らを招き活発な討論を展開した。地元メディアが報じた。
基調講演ではブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステートの小尾吉弘副社長が「経営者の視点から見たインドネシアの労使関係の課題と経営者の役割」をテーマに話した。また、労組側からはFSPMIのサイド・イクバル会長が労働者から見た労組関係の問題点を解説した。