国家警察が捜査チーム結成 ジョコ氏への誹謗紙問題で

国家警察が捜査チーム結成 ジョコ氏への誹謗紙問題で

 インドネシアでジョコ・ウィドド大統領候補を人種・民族差別で誹謗(ひぼう)するタブロイド紙が配られた問題で、国家警察刑事局は6月16日、特別捜査チームを結成したと発表した。警察と報道評議会の合同記者会見で、評議会長は「あのタブロイド紙はジャーナリズムではない。すでに警察には告訴に対応するよう要請した」と話している。

   問題のタブロイド紙への関与を認めたのは、大統領宮殿(イスタナ)地方開発担当職員と、親プラボウォ大統領候補派の色が強いネットメディア「イニラコム」編集長だが、関与の背景はまだ奥深いとみられている。発行費用は32億ルピアを要したもよう。地元メディアが報じた。