JFEエンジ アジアで相次ぎプラント買収を計画
JFEエンジニアリングはアジアのエネルギープラントの事業強化に向け、6月中をメドにインドネシアやインドなどで相次ぎ現地企業を買収する。インドネシアのガス製造プラントの設計会社のほか、インドでは工場の廃熱回収設備の設計事業を取得する。同社はアジアではこれまで単独で進出してきたが、企業顧客を多く抱える地元企業との提携に戦略を切り替える。
インドネシアではガス生産プラントを設計するエネルコン(ジャカルタ)に55%出資する。インドではセメント工場の発電に使う廃熱回収設備で同国首位のトランスペアレント(プネ)の設計部門を買収する。廃熱回収はごみ焼却の際、発生する熱を回収して発電する。
廃熱回収はエネルギーの効率利用につながるため、インドを拠点にマレーシアにも進出。タイなど周辺国にも展開し、各国でプラントの設計から建設、運用支援まで一貫して手掛ける計画だ。日本経済新聞が報じた。