韓国首相候補・文昌克氏が世論に抗せず指名辞退

またも韓国首相候補・文昌克氏が指名辞退

 韓国のパク・クネ大統領が首相候補に指名していた文昌克(ムンチャングク)・元中央日報主筆は6月24日、記者会見し指名辞退を表明した。

    文氏は過去の講演などで日本の植民地支配や南北分断を「神の意思」と述べたり、従軍慰安婦問題などでは日本に謝罪を求める必要はないとの考え方を示したりしていたため、批判を浴びていた。同氏は当初、指名辞退は否定していたが、その後、世論調査で首相にふさわしくないとの意見が大半を占め、与野党から辞退を求める意見が出ていた。

  この結果、旅客船の沈没事故後、2人続けて首相候補が指名辞退に追い込まれ、パク・クネ大統領の政権運営に打撃となるのは必至だ。