東ジャワ州の23売春街を年内閉鎖へ スカルウォ知事

東ジャワ州の23売春街を年内閉鎖へ スカルウォ知事

 インドネシア東ジャワ州のスカルウォ知事はこのほど、州都スラバヤ市の売春街「ドリー」の閉鎖に続き、州内の22県市にある売春街23カ所を年内に閉鎖することを明らかにした。

 同州政府はドリーの性産業従事者が職を求め州内の売春街へ流入する可能性があり、警戒を強めている。ただ、強行閉鎖はせず、売春婦らと協議を重ねる方針だ。同知事は、閉鎖は売春婦から金銭を搾取するあっせん業者を根絶することが目的で、「あっせん業者が最も性産業で利益を稼ぐ。売春婦は彼らに脅されている」と強調している。

    6月18日に閉鎖されたドリーでは、スラバヤ市が性産業従事者1449人を対象に支給する支援金の受給者数は約300人に留まっている。