中韓首脳会談 北朝鮮非核化へ連携 対日姿勢で協調

中韓首脳会談 北朝鮮非核化へ連携 対日姿勢で協調

 中国の習近平国家主席は7月3日のパク・クネ韓国大統領との会談で、「北朝鮮の核開発はいかなる状況でも認めない」と、北朝鮮の非核化に向けて中韓で連携する方針を強調した。北朝鮮の後ろ盾を自認してきた中国が圧力を強める背景には、2013年12月、中国とのパイプ役だった張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑を機に、北朝鮮が中国の影響下から離れ、拉致問題で日本に接近していることなどへの警戒心も背景にあるとみられる。

 一方、歴史問題を巡る対日姿勢では、中国は韓国との間で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡る関連資料の共同研究や新資料の発掘を進めることで合意。対日姿勢での連携を維持することになった。