2020年までに5億㌦ 東レが投資計画 売り上げ倍増へ
東レの日覚(にっかく)昭廣社長は3月18日、インドネシア東レ・グループの40周年記念式典のためジャカルタを訪れ、①2020年までに現在建設中の工場も含め、5億㌦の投資を行う②これに伴い、12年に約5億㌦だった売上高を2倍超となる約11億㌦まで引き上げる③自動車用部品や電気・電子製品の材料として使用する工業用樹脂(エンジニアリング・プラスチック)のナイロンやPBT(ポリブチレンテレフタレート)の樹脂コンパウンド拠点は年内の操業開始を目指す④新規事業として食品包装用フィルムの製造開始、水処理膜・装置の設計、製造・販売、人工透析サービスなど医薬・医療などの分野への参入を進めていく-などを内容とするインドネシア事業の拡大強化方針を明らかにした。
こうした事業拡大により、現在約5000人の従業員数は20年までに7500人規模に増える見込み。同社長は、繊維・テキスタイル事業について、同社の強みでもある一貫生産体制をインドネシアでも整備していく方針。