コメ国際価格が反発 タイ軍事政権の在庫販売停止で
コメの国際価格が反発した。指標となるタイの輸出価格は現在1㌧当たり450㌦程度で軍事クーデターが起きる前の5月中旬と比べ約5%高い。軍事政権は品質調査などのため政府在庫の販売を止めている。日本の輸入にも影響しそうだ。
タイの貿易取引委員会が発表する価格(長粒種1級)は2013年前半は600㌦台後半だったが、コメの実質的な高値買い取り制度の見直しの動きが出た同年夏以降、急落した。前政権は在庫の処分売りを急いだため、5月中旬には4割安い430㌦台となり、08年1月以来の安値を付けた。