トヨタがインド事業テコ入れ「ヴィオス」投入へ

トヨタがインド事業テコ入れ「ヴィオス」投入へ

 トヨタ自動車がインド事業をテコ入れし、東南アジアで展開してきたデザインや機能を高めた小型車「ヴィオス」を2017年にも投入する。これまでは100万円を切る安価な「エティオス」を主力車種としてきたが、スズキ子会社のマルチ・スズキなどに押されてシェアが5%台にとどまっている。このため、アジア8カ国以上で販売している「ヴィオス」に切り替え、中間層に向け安さ以外の機能・デザイン性なども打ち出して巻き返しを図る。

 現在エティオスを生産する現地子会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(カルナタカ州)の工場で、ヴィオスに置き換える方向で社内の調整を進めている。既存の空きラインを活用し、まずは年間5万台程度の生産を検討している。投資額などは今後詰める。日本経済新聞が報じた。