三井物産・丸紅がミャンマー・カンボジアでコメ輸出
1960年代、コメ輸出大国だったミャンマーとカンボジアが本格輸出を再開。三井物産と丸紅がそれぞれ現地企業と組み、タイ、ベトナムの二大輸出国が握る市場で存在感を高めている。
コメの需要はアフリカなどで拡大する見通しで、世界輸出の4割を占める東南アジアの勢力図が変わる可能性を秘める。日本経済新聞が報じた。
三井物産は2013年秋、コメ販売大手ミャンマー・アグリビジネス・パブリック・コーポレーション(MAPCO)と提携。同社を通じて地元農家から購入したコメを45年ぶりに日本に輸出した。14年は前年比2割増の6000㌧を輸出する。
ミャンマー政府はコメの輸出量を現状比3倍の400万㌧に引き上げる計画を発表している。カンボジア政府も2015年のコメ輸出量を10年の10倍の100万㌧に増やす政策を発表。再び輸出国に名乗りを上げている。