スカルノハッタ空港で法外料金強要の18人恐喝容疑で逮捕

スカルノハッタ空港で法外料金強要の18人恐喝容疑で逮捕

    インドネシア汚職撲滅委員会(KPK)はこのほど、スカルノハッタ国際空港を出発するインドネシア人出稼ぎ労働者らに各種手続きで、高額手数料や法外な料金の支払いを強要したなどとして 警察官や国軍兵士、無許可タクシー(白タク)運転手の計18人を恐喝容疑で逮捕した。

    摘発は国家警察の応援を受け、7月26日夜から27日未明にかけて実施。警察官2人、国軍兵士1人、白タク運転手15人を逮捕した。同空港では出国手続きや荷物の輸送、両替、タクシー利用などで正規料金よりも高額な金銭の支払いを強要される出稼ぎ労働者の被害が相次いでいた。KPKによると、不正な支払いは1件あったが、平均額で250万ルピア(約2万2000円)に上るという。

    同空港はマレーシア、台湾、中東などに向け、1年間に出稼ぎ労働者36万人が利用するといわれている。インドネシア人だけでなく、空港に到着した外国人から通常の10倍以上のタクシー代を脅し取られるケースもあったという。地元メディアが報じた。