中国が西沙諸島に灯台5基建設計画 ベトナム反発

中国が西沙諸島に灯台5基建設計画 ベトナム反発

 ミャンマーの首都ネピドーで8月9日から開催されている東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議で南シナ海の領有問題が協議される中、中国が西沙(パラセル)諸島の5つの島・岩礁に灯台を設置することが明らかになった。この海域はベトナムと領有権を争っており、中国は灯台建設することで改めて領有権を主張し、実効支配を進める狙いがある。中国の通信社、中国新聞社が報じた。

 一方、ベトナム紙、トイチュ(電子版)によると、ベトナム外務省報道官は「ベトナム領海での中国側のいかなる活動も意味はなく無駄だ」と強く反発。ASEANの一連の会議で、中国に一方的な行動の自制を求める考えだ。