中国 危険食品は24時間以内に緊急回収を法制化へ
中国の国家食品薬品監督管理総局は、食品のリコールに関する法規「管理弁法」の草案を発表し、意見公募(パブリックコメント)を開始した。人体に深刻な危険を及ぼす食品は、危険性の発覚から24時間以内に回収を開始することなどの内容となっている。食の安全を脅かす事件が相次いでいることを受けたもの。
同弁法は、食品の回収に関する責任の所在と義務を明確にするもので、問題食品を速やかに市場から締め出して、消費者の安全を守る効果が期待される。リコールの対象となるのは、メーカーの自主検査や行政機関による検査、消費者からの告発などによって、安全基準違反または人体の健康に危害が及ぶ可能性が発覚した食品。リスクの度合いと緊急性に応じ、「緊急リコール」と「一般リコール」の2方式で対応する。NNAが報じた。