上組 インドネシア西ジャワ州に物流新会社・倉庫

上組 インドネシア西ジャワ州に物流新会社・倉庫

 上組(神戸市中央区)は8月12日、グローバルロジスティクスの強化の一環として、自動車関連貨物を中心に拡大する多様な国際物流ニーズに対応するため、インドネシア西ジャワ州ブカシ県のグリーンランド工業団地内に新会社「PT.KAMIGUMI LOGISTICS INDONESIA」を設立し、倉庫を建設すると発表した。同社が海外に自社倉庫を設けるのは初めて。

新会社の資本金は1700万米㌦(約17億円)。2015年10月に稼働する。倉庫の敷地面積4万503平方㍍に8464平方㍍の建屋を建設。14年11月に着工し、15年9月に完工させる。

 グリーンランド工業団地は、インドネシアのコンテナ貨物の約6割を取り扱う北ジャカルタのタンジュンプリオク港や、20年の開港が予定されている西ジャワ州カラワン県のチラマヤ新国際港との交通利便性が良く、同州に集積する日系企業からの需要を取り込むのが狙い。

 今回の新会社および新倉庫の建設により、13年12月に設立したフォワーディングサービスを行うPT.KAMIGUMI INDONESIAとの協業を通じて、保管を含めた同国内外向けの効率的な一貫輸送サービスを実現する。