歳出初の2000兆ルピア超え 2015年予算案国会に提出
インドネシアのユドヨノ大統領は8月15日、2015年の国家予算案を国会に提出した。歳出総額は初めて2000兆ルピアを超え、歳入では税収を14年予算比1割増とした。同大統領は演説の冒頭、「持続的な経済成長と、格差是正に力を入れる」と話し、予算は7省庁に重点配分した。
歳出総額は2019兆9000億ルピア。中央政府への割当が1379兆9000億ルピア、地方政府へ640兆ルピアを振り分ける。14年予算比1割増で、歳出は初めて2000兆ルピアを突破した。
歳入総額は1762兆3000億ルピア。税収が1370兆8000億ルピアで、税外収入が388兆ルピア。14年補正予算と比べ税収部分で1割増を見込んでいる。
歳出から歳入を引いた財政赤字は257兆6000億ルピアで、対実質国内総生産(GDP)比で2.32%を維持する。地元メディアが報じた。