まずマカッサル~パレパレ区間 スラウェシ縦断鉄道着工
スラウェシ島を縦断するトランス・スラウェシ鉄道の着工式典が8月12日、マカッサルで執り行われた。南のマカッサルから北ビトゥンまでを結ぶ予定で、島内の物流改善が期待されている。地元メディアが報じた。
まずはマカッサル(南スラウェシ州)~パレパレ(同)区間=145㌔=を3~4年の工期で完成させる。整備後は単線で運行を始め、最終的に複線化を目指す。事業費は9兆6500億ルピア(約840億円)。マカッサル港は東西インドネシアのハブ港で、パレパレ港はスラウェシ島とカリマンタン島の物流拠点。鉄道は最大時速200㌔で、積み込むのは貨物が中心。1日に約4700人と1万2000㌧の貨物を運ぶことができる。
最終的にはマカッサルからマムジョ(西スラウェシ州、パル(中部スラウェシ州))、マナド(北スラウェシ州)、ビトゥン(同)までを結び、総事業費は100兆ルピアを見込んでいる。