豊田通商がホテルレジデンス事業で海外運営に再進出
豊田通商は3月25日、宿泊と住居の両方の機能を備えた「ホテルレジデンス」の海外での運営事業に再進出すると発表した。4月にインドネシアで合弁会社「PT TTLレジデンス」を設立し、2014年夏に第1号施設をブカシ県リッポーチカラン地区で開業する。日系企業の現地赴任者や中長期出張者の滞在需要を取り込む。
合弁新会社の資本金は1150万㌦(約10億9000万円)で、豊田通商グループが51%、現地不動産会社のリッポーカラワチが25%、トヨタホームと東急不動産の現地子会社、トウキュウランドインドネシアが各12%を出資。第1号施設は約170室で、1室あたりの広さが40~80平方㍍の高層棟1棟と、150平方㍍の低層棟3棟を建設する。賃貸マンションのように月額料金を払う一方、日本食やレストランやコンビニエンスストアを利用でき、送迎サービスも受けられる。豊田通商は以前、中国で同事業を展開していたが、現在は日本だけで展開している。