オカムラホーム ベトナムで住宅建設 2年で900戸
分譲住宅を手掛けるオカムラホーム(千葉県八千代市)は、ベトナムで住宅建設事業を始める。ホーチミン市近郊のビンズオン省の工業団地近くの開発地区に、2年間で900戸を建設し、1戸当たり500万円程度で売り出す。これにより、国内に次ぐ経営の柱に育てる。日本企業による東南アジアの住宅事業は通常、富裕層向けが多いが、この開発プロジェクトは顧客対象を企業や官公庁で働く中間層に広げているのが特徴。
オカムラホームが建設する住宅は2階建てで、10戸ほどが横に連なるテラスハウス。1戸当たり床面積は約80平方㍍で、家族4~5人での入居を想定。壁や床に提携先のサムシングホールディングスが現地工場で生産した鉄筋コンクリートのパネルを採用。工期を短縮するとともに、気密性の高い住宅を供給する。