ダイハツがマレーシアで低燃費小型車「アジア」発売
ダイハツ工業とマレーシアでの自動車生産・販売の現地合弁会社プロドゥア(セランゴール州)は9月15日、新しい国民車として小型乗用車「アジア(AXIA)」を発売したと発表した。ダイハツとプロドゥアが企画・開発し、プロドゥアの新工場で生産する小型車で、マレーシア政府が公表しているエコカー政策「EEV(Energy Efficient Vehicle)」に対応する同国初のクルマ。また、国際競争の激化をにらんで推進している構造改革の成果を織り込んだ第1弾の商品となる。
「アジア(AXIA)」は、ダイハツがインドネシアで2013年発売したLCGC政策適合の低価格の小型車「アイラ」をベースに、エンジンを改良し1㍑あたり21.6㌔に燃費性能を改善したほか、部品の現地調達率を95%まで高めるとともに、日本の生産ノウハウを導入して従来の工場コストに比べ3割コストを引き下げ、2万4600リンギット(約82万4000円)からと低価格を実現した。