インドネット通販市場激化 6年後に規模14倍の予測も

インドネット通販市場激化 6年後に規模14倍の予測も

インドのインターネット通販市場で、急激な市場拡大を見込んだ企業間競争が激しくなっている。ネット通販利用者の急増で、同国の6年後の2020年の市場規模は今年の14倍の予測もある。こうした市場予測を見据え、通販大手、外資、財閥系が入り乱れて需要取り込みに動きそうな情勢となっている。

ネット小売り最大手のアマゾン・ドット・コムはインド市場において、13年6月の本格参入からわずか1年余りで、このほど20億㌦(約2200億円)もの大規模な新規投資を決定した。これに対し、現地最大手のフリップカートは同業買収を進めるとともに、増資で迎え撃つ構えだ。また、現地財閥も参入を検討している。インド現地紙は、タタグループの首脳がスナップディールへの出資に興味を示していると報じている。