ジャックス ベトナムでカード発行 5年で13万枚目標
クレジットカード大手のジャックスは2015年1月から、日本企業で初めてベトナムでのカード事業に参入する。5年後に13万枚の発行を見込む。国内のカード発行数は約3億枚で、飽和状態に近く、今後も人口増加と経済成長が見込めるベトナムなどの東南アジア地域を開拓する。
ジャックスは2010年から現地で二輪車向けの販売金融を手掛けている。月平均で約3000件の新規契約があり、2年前と比べて件数は約2倍に伸びている。そこでまず既存のローン利用者を中心にカード発行を始め、約200万枚とされる同国のカード市場でシェア拡大を目指す。ベトナムの人口は約9000万人で、クレジットカードを利用する中間層が2015年には約3800万人に拡大すると見込まれている。日本経済新聞が報じた。