日本の観光地 国慶節の中国人観光客に期待膨らむ
全国の観光地をはじめ、小売り・サービス市場で10月1日から始まる中国の国慶節の大型連休への期待が高まっている。日本を訪れる中国人観光客数は、昨年の同時期の2倍になるとの見方もあり、企業や観光地は商機の取り込みに躍起だ。外国人旅行者を対象にした免税店の対象品目が10月から広がることも追い風になる。消費増税後、回復がもたついている日本の消費を下支えする可能性がある。
こうした期待感から、全国各地の観光地や小売業は準備を急いでいる。すでに各地のホテルでは中国人の予約が急増。予約者の5~8割が中国人の宿泊施設もあるほど。小売店や百貨店などでは、中国語を話せるスタッフを置くなどの体制を敷くところもある。
中国は10月1日の国慶節(建国記念日)から7日間の大型連休に入る。旧正月の春節の連休と並んで大型消費が見込まれるシーズン。