インドネシア次期政権への政策提言チーム新設 JJC

インドネシア次期政権への政策提言チーム新設   JJC

ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は9月25日、定例の9月度理事会を開き、インドネシア次期政権に対して政策提言チームを新設し、対話の場を設けることなどを決めた。また産業用電力の料金の値上げ問題については、5商工会議所が連携して経済担当調整大臣府に提言書を提出した。

新設した政策提言チームは金融、インフラ、人材育成などに絞り提言する予定。提言先は次期政権発足後、臨機応変に対応していく、とりわけ注目されるのは金融面への技術強力で、日本政府機関とともにインドネシアの金融市場の発展に貢献するとしている点だ。財源不足で頓挫することが多かった、インフラを整備するうえで原資となる金融面からも全面的にバックアップしていく-としている。

産業用電力の値上げについては米国、欧州、カナダ、韓国と計5商工会議所が連携し、9月16日に経済担当調整大臣府のモンティ副大臣に提言書を提出した。この中で電力料金の値上げする期間を延ばすことや、電力品質の向上を求めたほか、省電力活動を実施することで租税回避できる刺激策などの提案も盛り込んだ。

なお、9月のJJC法人部会への入会は19社、2社退会して合計578社、個人部会は前月比33人プラスで3391人となった。