拉致再調査報告時期合意に至らず 日朝局長級協議
日本と北朝鮮の外務省局長級協議が9月29日、中国・瀋陽で開かれた。北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査について、日本側は初回報告が「秋の初めごろ」という当初予定より遅れていることを踏まえ、「結果を速やかに報告するよう求める」と要求。北朝鮮側は「誠実に調査している」と説明したが、新たな報告時期に関する合意はなかった。双方は政府間協議を継続することを確認した。
協議は午前、午後に分け計4時間半行われた。日本側は外務省の伊原純一アジア太平洋州局長、北朝鮮側は宋日昊(ソンイルホ)朝日国交正常化交渉担当大使らが出席した。