猿沢池近くにムスリム礼拝施設 奈良県が誘致に本腰
奈良県は、名勝・奈良公園にある猿沢池近くに、イスラム教徒(ムスリム)の観光客が利用できる礼拝室を設置することを決めた。県は2016年夏を目指して外国人観光客の交流施設を完成させる予定で、その一室に設ける。施設は興福寺の五重塔を望む好立地で、2013年8月まで営業していた旅館「猿沢荘」の建物(地上4階、地下1階)を改装して使う。交流施設は外国人客への観光案内のほか、浴衣や着物の着付け、書道・茶道の体験スペースなどを設ける予定。15年夏ごろに一部、16年夏ごろに全面オープンを目指す。