香港デモ 影響最大は化粧品小売り大手の莎莎国際
米証券大手ゴールドマン・サックスはこのほど、大規模デモが香港の小売業を代表する5社に与える影響についてストレステストを行い、地場化粧品小売り大手、莎莎国際(ササ・インターナショナル)が最も影響を受けるとの分析結果を明らかにした。
莎莎は店舗の8割が香港にあり、香港の店舗の売り上げに占める中国本土客の割合が7割に達する。このため、運動が長期化すれば、莎莎への影響がとくに大きいと判断した。ゴールドマンは莎莎を含む小売企業が香港にある店舗の3分の1を一時閉鎖し、旅行客による消費が5%減少したと仮定した場合、今後1年間で莎莎の1株当たり利益が14%減少すると試算した。NNAが報じた。