三井住友銀行 マレーシアでイスラム金融
三井住友銀行は10月6日、利子の受け取りなどを禁じる「イスラム金融」で、マレーシアの政府系金融機関に対する融資を獲得したことを明らかにした。同行がマレーシアでイスラム金融取引を手掛けるのは初めて。全額出資の現地法人「マレーシア三井住友銀行」が、マレーシア輸出入銀行の運転資金として5500万㌦(約60億円)の融資枠を設定した。今回は、物の売買代行・転売をすることで手数料を受け取る「ムラバハ」と呼ばれるイスラム金融の手法を用いた。中東に続き、東南アジア地域でもイスラム金融の手法を活用、資源・インフラ関連案件の獲得を目指す。