住友ゴム タイの農機用タイヤのシェア50%目指す
住友ゴム工業がタイの農業機械用タイヤ市場で、シェア50%獲得に向けて動き出した。5月に同国に農機用タイヤ工場を開設。2017年までに年60万本の生産能力を整える。同社は20年に向けた長期ビジョンの中で、農機用タイヤのアジア展開成長エンジンの一つに掲げている。コメの最大の輸出国であるタイを中核に、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への販売展開を見据える。
20年に向けた中期計画の中で、農機用タイヤについては15年12月期の売上高目標を200億円、このうちタイ向けで80億円を設定した。主力の乗用車タイヤを含む連結売上高の目標は9400億円。日刊工業新聞が報じた。