起訴は大統領府の意向 担当検事が示唆 加藤氏明言

起訴は大統領府の意向  担当検事が示唆 加藤氏明言

韓国検察がパク・クネ大統領の名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴した、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)は10月10日、今月2日の取り調べの際に検事が、旅客船セウォル号が沈没した4月16日のパク氏の所在問題が韓国内で「タブー視されている」と明言したと明らかにした。加藤氏がソウルで共同通信などの取材に応じた。

加藤氏は「検察は権力の意向に逆らい私を不起訴にすることはできなかったと思う」と述べ、起訴決定は大統領府の意向が反映されたと受け止めていると話した。「裁判で無罪を勝ち取りたい」とも話した。