ディエン高原で有毒ガスの噴出続く 1万5000人が避難

ディエン高原で有毒ガスの噴出続く 1万5000人が避難
 中部ジャワ州バンジャルヌガラ県ディエン高原のティンバン火口付近で有毒ガス噴出が続き、健康被害を訴える周辺住民が続出している。地元メディアによると、3月27日、警戒レベルが4段階中の上から3番目「ワスパダ(注意)」へ引き上げられて以来、ティンバン火口周辺の6村の住民約1万5000人が避難したという。
 同地区は7世紀に建設されたジャワ最古のヒンドゥー寺院などがあり、観光地として知られる。県当局は火口から半径1㌔㍍区域への立ち入りを禁止し、観光客にも注意を呼びかけている。