インドネシアの若年層の転職回数が8カ国で首位
大学を卒業した20~39歳の若年層を対象に昨年9月、アジア8カ国でインターネットで実施された調査によると、インドネシアの若年層の転職回数が、1.64回で最も高いことが明らかになった。20代のうちは転職経験者が48%で4番目に多かったが、30代になると72%と大幅に上昇して首位となった。賃金に対する不満が最大の要因。調査対象国はインドネシア、マレーシア、タイ、インド、ベトナム、中国、韓国、日本。
転職前後の年収変化では、「増えた」との回答が78%で、インドネシアは中国の84%に次ぐ高い水準だった。「減った」との回答は4%にとどまり、日本の34%や韓国の13%に比べると大幅に低かった。
最初の仕事を退職した理由は、自己都合で「賃金への不満」が32%で最も多く、これに「労働条件や勤務地への不満」(20%)、「会社の将来性や雇用安定性への不安」(13%)が続いた。会社都合では「契約期間の満了」が11%で1位だった。