豊田通商 中国で廃車処理事業 3~5年で20工場計画
豊田通商は、中国で自動車のリサイクル事業を本格展開する。100億円を投じて、現在1カ所の解体工場を今後3~5年で20カ所に増やす計画だ。中国は経済成長に伴うモータリゼーションが急速に進み、廃車の処理ニーズが高まっている。そこで主要地域に拠点を整備し、鉄スクラップの販売などで年間300億円程度の売上高を目指す。
豊田通商は2013年に外資系企業として初めて中国企業に直接出資し、14年2月に北京で解体工場を稼働した。年間約1万台を解体処理し、銅などの取り出しや鉄スクラップの販売を手掛ける。今後北京工場と同規模の解体工場を、上海や重慶など中国国内の主要都市近郊につくり、事業規模を拡大する。日本経済新聞が報じた。