マレーシア政府 エボラ熱の感染拡大防止へ対策強化
マレーシア政府は、エボラ出血熱の感染者が出た場合、感染が国内に拡大するのを防ぐための対策強化に乗り出した。保健省のヌール・ヒシャム医療局長がこのほど明らかにしたもので、検疫体制を強化するとともに、感染の疑いがある人を受け入れる病院を指定し、感染の封じ込めに努める。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
ヒシャム局長によると、保健省は移民局、民間航空局(DCA)、教育省など関係当局と連携して対策を進めており、西アフリカからの留学生を中心に二重の検疫を行うことを決定した。ただ、マレーシア国内でこれまで、エボラ出血熱ウイルスの感染者は見つかっていない。