参加企業が資金確保 ジャカルタ・モノレール計画再開へ

参加企業が資金確保 ジャカルタ・モノレール計画再開へ
 出資金集めが難航したことから2004年に中断したインドネシア初のモノレール計画が近いうちに再開されそうな情勢となってきた。現地紙によるとジャカルタ特別州は、総工費7兆ルピア(約672億円)とされる同モノレール計画に参画する民間企業のジャカルタ・モノレール(JM)に対して、債務返済能力を証明する書類の作成と適切な資金調達先の確保を求めていたが、JMは必要書類をすべて提出したことを明らかにした。
 JMはシンガポール投資会社のオルタス・ホールディングスと提携して2兆3000億ルピアを確保したと発表。両者は共同で債務返済にあたることに合意しているという。
 また、オルタス・ホールディングスはジャカルタ南部のスマンギからクニンガンを経由する環状線に沿ったモノレール建設に資金提供することにも同意していると伝えられる。建設工事は4月に開始し、完成までに2年かかる見通し。