2014~17年に3兆3600億円、39件のインフラ整備事業
現地紙などによると、インドネシアは2014~17年に約350兆ルピア(約3兆3600億円)のインフラ整備事業を推進する。これは同国政府が2010年から実施している総額4000兆ルピアの15年計画の一部で、事業数は空港や港など輸送インフラを中心とする39件。
地域別では首都ジャカルタがあるジャワ島が131兆ルピア(10事業)、資源開発が盛んなスマトラ島が111兆ルピア(12事業)とこの2島で約7割を占める。以下、スラウェシ島の61兆ルピア(7事業)などが続く。事業別では西ジャワ州(ジャワ島)のチラマヤ港建設事業が40兆3000億ルピアと最大で、近隣のカラワン空港建設事業が36兆2000億ルピアで続く。
インドネシア経済は内需が好調で堅調に推移するとみられているが、これまで長年にわたってインフラ整備の遅れが経済成長を阻害していると各方面から指摘されており、ここでインフラを整備、充実させて成長加速につなげられるか注目されるところだ。