茨城・木内酒造が韓国で常陸野ネストビール工場
木内酒造(茨城県那珂市)はこのほど、韓国ソウル近郊で合弁で「常陸野ネストビール」を醸造する工場を建設し、9月10日から販売開始したと発表した。同社は2013年から韓国の販売代理店でもあるCSR社(本社:ソウル江南区)と共同で設立したKCB社で、ビール工場の建設に着手していた。韓国産・常陸野ネストビールの年産能力は330ミリ㍑瓶換算で100万本。木内酒造は茨城県の生産拠点から勧告を含む25以上の国・地域にビールを輸出しているが、海外生産は初。2015年以降、韓国工場から中国へ輸出する予定。11年の東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害や輸入規制を、現地生産することで回避できると判断した。