谷崎大使がジョコ次期大統領を表敬訪問し意見交換
谷崎泰明駐インドネシア日本大使は10月15日、中央ジャカルタのジャカルタ特別州庁舎にジョコ・ウィドド次期大統領を表敬訪問し、経済や安全保障などの分野で意見交換した。谷崎大使は日本の経験を生かして、次期政権でジョコ氏が目指すインフラ整備や人材育成にについて協力していきたい旨伝えた。また、「新鉱業法に基づく未加工鉱物の禁輸措置や、土地収用問題で暗礁に乗り上げている中部ジャワ州バタンの石炭火力発電所計画などの問題を念頭に、指導力を発揮し双方が互恵的な結果になるような方法で解決していただきたい」と要請した。
これに対し、ジョコ氏は日本・インドネシア関係は非常に重要としたうえで、「就任後は、これらの問題について、しっかり対応する」と応じたという。安全保障面では、南シナ海を含む地域の安定が重要であり、とりわけインドネシアが果たす役割が重要との認識で一致したという。同大使がジョコ氏と会談するのは着任後初めて。