JFEスチール ベトナムで異例の建材加工品販売で合弁

JFEスチール ベトナムで異例の建材加工品販売で合弁

JFEスチール(東京都千代田区)は、ベトナムで有数の建設・加工会社、Mechanization Electrification Construction Corporation-Joint Stock Company(以下AGRIMECO社)と折半出資し、同国で建材加工商品の販売を行う「AGRIMECO&JFE STEEL PRODUCTS CO.,LTD」(以下 A&J)を設立した。
合弁新会社のA&Jの所在地はハノイ市で、資本金200万米㌦(約2億3000万円)。JFEスチールの建材事業として、異業種の建設・加工会社との合弁事業は初めて。
AGRIMECO社は水力発電や超高層鉄骨ビルの建設施工および建材加工を行う建設加工会社、ベトナムのインフラ建材分野におけるAGRIMECO社のプレゼンスと、JFEスチールの技術開発力および技術提案力を生かし、A&Jは成長するベトナム市場で鉄鋼需要の創出と捕捉を図っていく。

富士通F ジャカルタで中古車オークションシステム

富士通F ジャカルタで中古車オークションシステム

富士通フロンテック(東京都稲城市)はこのほど、インドネシア・ジャカルタで中古車オークション事業を開始するPT.Bayauc Nasmoco Investindo(ベイオーク ナスモコ インベストインド、以下BNI)向けに、オークション全般を管理する業務用システムと、一般向けに出品車両情報などを公開するWEBサービスシステムを提供した。
BNIはベイオーク(大阪市住之江区)とインドネシアNasmocoグループとの合弁会社で、インドネシアで中古車オークション会場を初開設し、2016年12月から稼働開始している。
今回提供したシステムは、日本国内32会場で稼働している富士通フロンテックのオークション会場システムの開発および運用実績のノウハウを活かして開発したもので、インドネシア語と英語に対応する。

清水建設 ジャカルタの超高層アストラ・タワー上棟

清水建設 ジャカルタの超高層アストラ・タワー上棟

清水建設(東京都中央区)と地元インドネシア企業との共同企業体(JV)により、ジャカルタ最大のビジネス街、スディルマン地区で建設が進められている、同国最高層を競う高さ261.5㍍の超高層「アストラ・タワー」がこのほど上棟した。上棟式は現地で、発注者のアストラ・インターナショナルのプリヨノ社長らを迎え、執り行われた。
アストラ・タワーは、アストラ・インターナショナルの本社ビルとして計画され、高さ261.5㍍、地上47階+塔屋3階、延床面積165万平方㍍。超高層ビルが軒を並べるジャカルタ市の目抜き通り、スディルマン通り沿いに位置しながら、その群を抜く高さにより、すでにランドマーク的な存在になっている。
同社がインドネシア最大の民間建設会社Total Bangun PersadaとのJVで特命で受注。現時点の請負金額は約221億円、契約工期は2014年9月~2018年3月。契約工期を前倒しして、2017年9月の竣工を目指す。

旭硝子 ビニタイ社買収手続き完了 取得価額335億円

旭硝子 ビニタイ社買収手続き完了 取得価額335億円

旭硝子(東京都千代田区)は2月22日付で、Vinythai Public Company Limited(ビニタイ社)の株式6億9651万1059株(持株比率58.77%)を取得し、買収手続きを完了したと発表した。
今回の譲渡契約に基づく株式の取得価額は約104億4800万タイバーツ(約335億円)となった。

スカイディスク 台湾Kiwitec社とIoTの研究開発で合意

スカイディスク 台湾Kiwitec社とIoTの研究開発で合意

スカイディスク(本社:福岡市)は、台湾のKiwi Technology Inc(本社:台湾省新竹県、以下Kiwitec)との間で、IoT向け次世代通信規格「LoRa WAN」を使用したIoT関連製品・サービスの研究開発、ビジネス展開を共同で行うことで合意した。
両社は2016年9月から、すでにスカイディスクのワンストップIoTソリューション「IoTスターターキット(LoRa model)」を共同開発しており、今回の提携を機にそれぞれの得意分野を活かし、共同で事業領域の拡大と新市場の創出を目指す。スカイディスクはこれを足掛かりに、アジア地域へのサービス展開も開始する。

デュアルタップ シンガポールDWG 不動産事業で提携

デュアルタップ シンガポールDWG 不動産事業で提携

不動産事業を手掛けるデュアルタップ(東京都港区)は、シンガポールのDennis Wee Realty Pte Ltd(Dennis Wee Group、以下DWG)と業務提携したと発表した。
不動産販売事業および海外不動産事業における、相互的な協力および継続的な情報交換を目的としたもの。デュアルタップが日本国内で開発・供給する不動産の情報をDWGに優先的に提供し、DWGは海外投資家へ国内不動産を紹介する。一方で、デュアルタップはDWGが保有する海外不動産情報の提供を受け、国内投資家へ海外不動産を紹介する。
DWGはシンガポール国内の2016年不動産仲介業者ランキングで所属エージェント数1249名で第6位。

東急不動産 インドネシアのマンション販売でVR導入

東急不動産 インドネシアのマンション販売でVR導入

東急不動産(東京都港区)は、子会社の東急不動産インドネシア(ジャカルタ特別州、以下TLID)を通じ分譲中の高層タワーマンション「BRANZ SIMATUPANG」で、VR(バーチャルリアリティ)技術を使った手法での販売をマーケティングギャラリー内で開始した。
新たな試みとして、最新のヘッドマウントディスプレイ「HTC VIVE」を活用した体験システムを導入。購入を検討する来場者がHTV VIVEを装着すると、建設中のエントランスやホール、ラウンジなど室内空間の共用部をはじめ、3層吹き抜けの開放感あるグランドロビーやプール付きガーデンテラス、大型の車寄せなどが仮想空間に映し出される。これにより、購入予定者にとってはよりリアルな臨場感と体験を可能にした。

ジャカルタMRT トンネル掘削完了 2年後開業へ前進

ジャカルタMRT トンネル掘削終了 2年後開業へ前進

清水建設は2月23日、インドネシアの首都ジャカルタで日本の大手ゼネコンを中心とした共同企業体(JV)で建設作業を進めてきた都市鉄道「MRT(大量高速輸送システム)南北線」について、地下鉄部分のトンネル掘削作業が終了、地下鉄区間の建設工事の進捗率が75%に達したと発表した。駅舎建設などを経て、2019年3月の開業を目指す。ジョコ・ウィドド大統領らが同日、現場を視察に訪れた。
MRT南北線はジャカルタ市内の慢性的な交通渋滞緩和を目的に計画された総延長23.8㌔㍍の路線.全6工区を清水建設、大林組ほか、インドネシア国営のウィジャヤ・カルヤ、ジャヤの4社のJVが受注している。トンネルが貫通したのは、このうち6駅を結ぶ地下鉄部分の3工区(5.9㌔㍍)で、2013年8月から着工していた。

ヤンマー・三井物産のミャンマー合弁 本格始動へ

ヤンマー・三井物産のミャンマー合弁 本格始動へ

ヤンマーホールディングス(大阪市北区)と三井物産(東京都千代田区)が2016年3月、ミャンマー・ヤンゴン市ティラワ経済特区内に設立した合弁新会社「YANMAR MYANMAR CO.,LTD.」(出資比率:ヤンマーグループ60%、三井物産グループ40%)が、ヤンマー農機の輸入・卸売販売および、それらのサービスと商品・技術研修に向け、本格的にビジネス展開を開始することになった。
ミャンマーは世界第7位のコメの生産量を誇っており、今後は農作物の収穫量アップに向けて、農業のさらなる効率化が求められており、年平均8.25%(2013~2014年ベース、IMF推計)の堅調な経済成長を続けており、世界の食糧需給の面からも重要なマーケットとなっている。

日新製鋼 台湾ステンレス精密圧延合弁会社で開業式

日新製鋼 台湾ステンレス精密圧延合弁会社で開業式

日新製鋼、結進不銹鋼工業股份有限公司(以下、結進)、伊藤忠丸紅鉄鋼の3社合弁事業会社「台湾日新結進精密不銹鋼股份有限公司」(以下、台湾日新、台湾・台南市)は2月20日、同工場内で約140人が出席して開業式を執り行った。
合弁会社、台湾日新は、日新製鋼と結進が持つリロール技術力・販売力と伊藤忠丸紅鉄鋼の海外販売ネットワークを活用し、顧客企業のニーズに対し、迅速かつ柔軟に応えていく。