東急建設 ダッカ都市交通車両基地造成工事を受注

東急建設  ダッカ都市交通車両基地造成工事を受注

東急建設(東京都渋谷区)は3月28日、バングラデシュ・ダッカ市内で日本政府の円借款による「ダッカ都市交通整備事業(MRT)6号線1工区ウッタラ車両基地造成工事」を受注、ダッカ都市交通会社(DMTC)と27日、請負工事契約を締結したと発表した。
同工事は同国で初の本格的な都市高速鉄道の整備事業。最初の工区22㌶の車両基地の地盤改良、土地整備を実施する。6月に着工し、工期は25カ月で2018年の完成を予定。
設計者は日本工営ほか4社JV。請負額は約80億円(予備費を含む)。

北川鉄工所 タイ子会社の鋳造2次ライン稼働開始

北川鉄工所 タイ子会社の鋳造2次ライン稼働開始

北川鉄工所(広島県府中市)はこのほど、金属素形材事業の現地生産拠点の一つ、タイ子会社「KITAGAWA(THAILAND)CO.,LTD.」(タイ・チョンブリ県)で、建設中だった鋳造2次ラインが稼働開始したと発表した。
新ラインの建屋面積は4670平方㍍、延べ床面積は6025平方㍍。同社のマザー工場と位置付けている下川辺工場の直下に配する福山工場のラインをモデルに建設し、メキシコ工場でも実績を上げている高能力の設備を導入している。
生産品目は自動車部品や農業・産業機械を中心に、月間生産能力700㌧を見込んでいる。

JBIC・千葉銀 ハッソの中国法人に500万㌦協調融資

JBIC・千葉銀 ハッソーの中国法人に500万㌦協調融資

国際協力銀行(JBIC)は3月29日、ハッソー(東京都)との間で融資金額350万米㌦(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。この融資は千葉銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は500万米㌦。
これはハッソーの中国法人HASO SANITARY MATERIALS(SUZHO)CO.,LTD.(以下、HSM)が行う衛生・清掃用品の製造・販売事業に必要な資金をハッソに対して融資するもので、HSMの生産設備の増強に充てられる。JBICの海外展開支援融資ファシリティの一環。

東芝三菱電機 PCS事業でインドに40億円投資

東芝三菱電機  PCS事業でインドに40億円投資

東芝三菱電機産業システム(東京都中央区)は3月24日、全世界でトップシェアを誇る大容量太陽光発電システム用パワーコンディショナ(以下、PCS)のグローバル事業を加速すべく、傘下の海外子会社に対して、3月から9月にかけて80億円規模の資本投入を行うと発表した。
資本増強を行う対象子会社はインド、米国、中国、東南アジア、欧州とほぼ全世界にまたがる。
このうち、インドに対しては新工場建設も含めて総投資額の半分にあたる40億円規模(うち新工場建設分25億円)を投入する。インド新工場は現工場と同じベンガルール地域で、電動機工場の隣接地に建設する。敷地面積2万7000平方㍍、建屋面積1万平方㍍。次世代の「エネルギー循環型工場」とする構想で、今春着工し2017年夏の操業開始を目指す。

北越銀行 ベトナム投資開発銀行と包括業務提携

北越銀行 ベトナム投資開発銀行と包括業務提携

北越銀行(新潟県長岡市)は3月25日、ベトナム大手商業銀行であるベトナム投資開発銀行(本店ベトナム・ハノイ)と、企業のベトナム進出支援などに関する包括業務提携を締結したと発表した。
これにより、今後一層増加が見込まれる同国への進出企業の現地資金調達に必要な銀行保証や現地企業の照会(ビジネスマッチング)など進出企業の幅広いニーズに対する、より一層のきめ細かな対応が可能となる。

東洋エンジ インドで大型肥料コンプレックスを受注

東洋エンジ インドで大型肥料コンプレックスを受注

東洋エンジニアリングは3月24日、インド現地法人トーヨー・エンジニアリング・インディア・プライベート社(トーヨーインディア)と共同で、インドの大手民間肥料会社チャンバル・フォーティライザーズ社がインドラジャスタン州コタに増設する大型肥料プラント建設プロジェクトを受注したと発表した。受注金額は約6億米㌦。
このプロジェクトは日産2200㌧のアンモニア製造設備および同4000㌧の尿素製造設備で構成される大型肥料コンプレックスを建設するもの。ライセンサーはアンモニアが米KBR社、尿素は東洋エンジニアリング。ライセンス供与、設計、機器資材調達、建設工事、試運転まで一括で東洋エンジニアリングが請け負う。2019年初の完成予定。

横河電機 インドで差圧・圧力伝送器の生産開始

横河電機 インドで差圧・圧力伝送器の生産開始

横河電機(東京都武蔵野市)は3月24日、子会社のヨコガワ・インディア(インド・バンガロール)で28日からフィールド機器の主力製品、差圧・圧力伝送器「DPharp EJA-E(ディーピーハープ イージェーエーイー)シリーズ」の生産を開始すると発表した。
同社はインドの差圧・圧力伝送器市場でトップクラスのシェアを占めているが、今回の現地生産をきっかけにさらなる受注拡大を目指し、2020年度までに年産10万台を目標に掲げている。

昭文社「ことりっぷ」「まっぷる」中国語翻訳版発売

昭文社「ことりっぷ」「まっぷる」中国語翻訳版発売

昭文社(東京都千代田区)は3月25日、人気ガイドブック「ことりっぷ」シリーズ初の簡体字中国語翻訳版、定番ガイドブック「まっぷるマガジン」シリーズの繁体字中国語翻訳版を3月、4月にかけて順次発売すると発表した。
ことりっぷは、昭文社発行のガイドブックの翻訳版として初めて中国本土で出版される。まっぷるマガジンは、シリーズ初の台湾の版元から翻訳版として人人出版股份有限公司から出版される。いずれも訪日外国人観光客向けの無料旅行アプリ「DiGJAPAN!」のダウンロード・利用方法も誌面上で案内する。
中国本土からの訪日客は2015年に過去最高の499万人に達した。中国の人たちにとって日本への旅行が身近なものになっており、ツアー(団体)に加え、個人旅行の比率も大幅に上昇、ガイドブックの需要が増えると判断した。

トライステージGのMERDIS社が韓国通販企業と提携

トライステージGのMERDIS社が韓国通販企業と提携

ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージ(東京都港区)は3月24日、グループのPT MERDIS INTERNATIONAL(インドネシア・ジャカルタ、以下、MERDIS社)がこのほど、韓国最大の通販企業GS Home Shopping Inc.(韓国・ソウル市、以下、GS SHOP社)とインドネシアでテレビ通販事業を拡大していくことを目的に業務提携をしたと発表した。
GS SHOP社はテレビショッピングチャンネル「GS SHOP TV」を運営し、このチャンネルをベースにテレビ、オンライン、モバイル、カタログ等各種通販事業を展開しており、とくにテレビ通販及びモバイル通販では韓国市場第1位を誇る。
MERDIS社は、インドネシアにおけるテレビ通販の黎明期の2007年からテレビショッピングチャンネル向けの卸売事業を展開し、インドネシア最大規模のテレビ局SCTVグループを取引先に持ち、強力な販売チャネルと事業基盤を有する。
今回の業務提携により、両社の強みを活かした協力関係を構築し、相乗効果を高める。

デンソー 中国の冷凍機開発・販売強化へ合弁設立

デンソー  中国の冷凍機開発・販売強化へ合弁設立

デンソー(愛知県刈谷市)は3月25日、中国で冷凍機の開発設計、生産、販売を行う勁達技術(河源)有限公司(広東省河源市、以下、キングテック社)と合弁会社を設立したと発表した。
新会社は「広東勁達電装冷鏈設備有限公司」で、5月から冷凍機の生産を開始する。資本金は3000万元(約5.6億円)、出資比率は電装(中国)投資有限公司50%、キングテック社50%、操業開始時の従業員約140名。
キングテック社が持つ豊富な商品ラインアップとコスト競争力に、デンソーがこれまで培ってきた高い技術力と品質を融合することで、中国における冷凍機開発、販売を強化するとともに、食の安全・安心に貢献していく。また、これを足掛かりとしてグローバルにコールドチェーンビジネスの拡大を目指す。